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アルティーリ千葉

チームの特徴では、得点がレイクスに続くリーグ2位、アシスト、リバウンド、3P成功率、ブロックがリーグトップというスタッツが、A千葉の今のポジションにいる力を裏付けている。個人では3人の外国籍選手に加え、木田貴明が平均二桁得点（11.4）、前田怜緒（9.1）と大塚裕土（8.5）もそれに次ぐ数字を残している。プレータイムで見ると平均で30分を超えるのがデレク・パードンだけ。うまくタイムシェアをしながらポイントゲッターを散らして戦っている。アシストがリーグトップであるにも拘らす、個人ランキングでトップ10にいるのが4位の杉本慶（6.0）1人というのも、全体でボールをシェアできていることを現している。
ポイントガードの層が薄い状況でもあったが、特別指定選手として加入した東海大4年の黒川虎徹がデビュー3戦目の前節vs静岡で16得点5アシストのハイパフォーマンスを見せており、層の厚さがより増している。レイクスとしてはアドバンテージのある全体的な高さの部分と、持ち味のハイペースな攻守で相手にペースに持ち込まれず主導権を握ることが必須条件となるだろう。

ダビー・ゴメスHC

Q.アルティーリ千葉戦に向けた今の思いは
新潟戦GAME2の敗戦が福島戦GAME2の敗戦に繋がっていると思っています。水曜日については、相手が熊本だからではなく、問題の一番の原因がどこにあるかというと、新潟でしっかり勝ち切れなかったことが影響していると思います。しっかりとそこを取り戻すことが今節も最も大事なことです。相手がどこであれ、全てのゲームの持つ意味合いは同じです。同じようにプレーができればと思っています。

Q.オフェンス、ディフェンスそれぞれどのように現状を見ているか
自分たちはポゼッションを多くプレーするチームなので、失点が多くなることはある程度仕方がありません。その代わり得点も多くなるのが自分たちの特徴です。数字上では1ポゼッションあたりの得点期待値で見るとリーグでは3位のディフェンスができています。熊本戦も福島戦も相手がコンテストのある中でもかなり高い確率で3Pを決めてきていました。前回も話しましたが、開始2分でチームファールが5に達してボーナス状態になってしまうと守るのも難しくなってしまいます。バーレル選手がいないというというところで、ディフェンス面では大きなキーを失ってしまっていました。早めにリカバリーできれば嬉しいですが。

Q.水曜日から短い期間で、チームにはどのような変化を期待するか
たくさん話はしました。もっとタフにプレーしなければいけないということがまず一つです。全員が一致していることとしては、今日明日にベストを持ってくるのではなく、プレーオフで一番良い状態になろうということです。プロセスにフォーカスし、勝つために正しいことをやり続けるといことにフォーカスしていきたいです。タフにプレーできるようにというところが今の自分たちに一番求められることで、そこが結果的にディフェンスの良いパフォーマンスにつながると思っています。
2連敗をこのタイミングでしてしまいましたが、チームも、ブースターの皆様も含めて、この2連敗がどれくらい良くないことをということを考えられるようになったのは、勝者のメンタリティーが身についてきている証拠です。簡単に負けてしまってはいけないと、みんなが意識できていて組織全体が変わろうとしているところは良いことだと思っています。熊本戦では自分たちは50:50でルーズボールを取れていませんでした。もちろん不運な時もありますが、そこを熊本がエフォートでボールを取り切った事実は変わらないので、自分たちが今度はそこを取り切って勝ちに繋げていきたいと思います。

Q.ブースターもこの状況でも勝利に向かっている
私もSNSで見ましたが、チームの中も外も全員が一緒になって戦えていると思います。全員が一つになれば必ず良いことが起きます。いつもブースターの皆様には感謝しています。ベストなファンがいるとはいつも言っていますが、連勝が続いても連敗が続いても、今シーズンはプレーオフまでとても長いので、これからは怪我人が戻ってきて自分たちに良い流れが来ると思うので、しっかり一歩ずつ進んでいきたいと思っています。