2025-26シーズン「開幕ロスター決定」およびGMコメント
滋賀レイクスを応援してくださるすべてのファミリーの皆様、いつも熱いご声援に心より感謝申し上げます。
2025-26シーズンのチーム編成について、眞庭城聖GMの視点から、チーム全体と全スタッフと選手の個々毎でそれぞれ、新シーズンに向けた編成意図をご説明いたします。
今季は「勝率5割を目指し、チャンピオンシップ出場と優勝への可能性を繋ぐ」という目標のもと、13名の選手と12名のスタッフが滋賀レイクスに集まりました。このメンバーとともに中期目標「LAKE UP 5 GOALS」における重要な2シーズン目を戦ってまいります。


選手一覧
背番号 | 選手名 | POS | 身長/体重 |
---|---|---|---|
0 | ザック・オーガスト外国籍選手枠/新規加入 | C/PF | 208cm/110kg |
4 | ライアン・クリーナー外国籍選手枠/新規加入 | PF | 208cm/118kg |
6 | 岡田 泰希 | PG/SG | 176cm/76kg |
7 | 游艾喆アジア特別枠 | PG | 183cm/82kg |
12 | アミン・ヌア外国籍選手枠/新規加入 | PF | 202cm/97kg |
14 | 西田 陽成 | SG | 185cm/82kg |
16 | 野本 大智 | PG | 183cm/80kg |
17 | 常田 耕平 | PG | 186cm/85kg |
18 | 大庭 圭太郎 | PG | 173cm/75kg |
21 | 田原 隆徳 | PG | 181cm/85kg |
22 | 市岡 ショーン | C/PF | 198cm/96kg |
25 | 江原 信太朗 | SF | 192cm/90kg |
34 | 長谷川 比源 | SF/PF | 202cm/85kg |
チームスタッフ
役職 | 氏名 | 在籍/備考 |
---|---|---|
ヘッドコーチ | 前田 健滋朗 | 2年目 |
アシスタントコーチ | 髙橋 哲也 | 新規 |
アシスタントコーチ | ヒル ライアン | 2年目 |
アシスタントコーチ | 森 一史 | 2年目 |
通訳兼スキルコーチ | 池松 ほのか | 新規 |
ビデオコーディネーター | 桶谷 健人 | 2年目※スタッフ登録 |
ストレングス&コンディショニングコーチ | 北山 修子 | 3年目 |
ヘッドアスレティックトレーナー | 阿部 慶太郎 | 4年目 |
アスレティックトレーナー | 奥村 雄真 | 2年目 |
アスレティックトレーナー | 前田 仁 | 新規 |
ヘッドマネージャー | 諸見川 航 | 2年目 |
マネージャー | 大﨑 莉奈 | 新規 |
2024-25シーズンは滋賀レイクスにとって、B1復帰シーズンとしてチャレンジと成長のシーズンだったと振り返っております。Winning Culture〝構築期〟の2シーズン目となる2025-26シーズンは、「LAKE UP 5 GOALS」として最初の通過点となる「IN 3 YEARS(2026-27シーズンまで)」のチャンピオンシップ出場や、その先の優勝という最終目標の達成に”繋ぐ”という意味でも、悔しい結果に終わった昨季のリベンジを果たすシーズンにしなければいけないと認識しています。
ロスター編成にあたっては、若さと経験のバランスを活かし、運動量の高いバスケットボールでB1での競争力を高めることを目指します。若手選手の成長を中長期的な視点で促しつつ、ベテランのリーダーシップを活用することで、チームの団結力と競争心を最大化します。
また、2026-27シーズンからのB.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)参入を見据え、攻守両面でスピードと運動量を兼ね備えたロスターを構築しています。これにより、激化するB1リーグでの勝利を追求し、ブースターと共に滋賀の”熱源”を体現するチームを目指します。
編成のポイント
- 若さと経験の融合
日本人ロスターの平均年齢を若く保ちつつ、経験値の高いザック・オーガスト選手、そして全盛期真っ只中のライアン•クリーナー選手とアミン•ヌア選手といった経験豊富な選手を配置することで、即戦力と将来性のバランスを取りました。若手選手たちは成長余地が大きく、競争心を刺激する環境を整えます。 - 運動量とスピード重視
B1リーグの競争に対応するため、若くスピード豊かなタレントが揃うガード陣を中心とした速い展開のバスケットボールを展開します。オフェンスでは速攻とトランジションを重視し、ディフェンスでも機動力を活かした強度の高いプレッシャーをかけ続けていきます。 - インサイドの強化
ザック・オーガスト選手とライアン・クリーナー選手の新規外国籍選手コンビでインサイドを強化しました。B1の強力なビッグマンに対抗し、リバウンドとペイントエリアでの支配力を高めます。 - チームカルチャーの構築
前田健滋朗HCのリーダーシップのもとコーチ陣、スタッフ陣と選手間のコミュニケーションと信頼関係を重視しました。野本大智選手、田原隆徳選手、常田耕平選手が主となって選手とコーチ陣、スタッフ陣との絆を深める役割を担い、チームの結束力を高める狙いです。もちろん若手選手たちの自主性とリーダーシップの成長にも期待しています。 - ブースターとの一体感
滋賀県の”熱源”を体現するチームとして、ブースターやパートナー皆様の気持ちを、プレーでエキサイティングなものにすることも編成の意図としています。魅せるバスケを体現する事も重視して速い展開からアシストを通してダンク、アリウープ、スリーポイントというシーンが増える事をイメージしてホームアリーナを「GET HYPED!」な空間にします。プロチームとして勝つ事は大前提であり、その目標に向けてストイックなファイター集団になる事を目指します。
チームスタッフ
ヘッドコーチ
前田健滋朗HCが来季も継続し、チームを率います。彼は速い展開のオフェンスと堅実なディフェンス、スカウティングを元に柔軟に戦略を変化させること、そして若手選手の育成にも定評があります。
昨季からの継続選手が多いことからも、戦術をB1の舞台にさらに適応させ、チームに「Winning Culture構築」を前に進める役割を期待します。今までのキャリアと昨季の苦しかった思いを糧に、さらに強力なチームを構築し、選手との深い人間関係を構築することで、チームの結束力を高めて勝利に繋げる事を期待しています。
アシスタントコーチ/アナリスト
ヘッドコーチをサポートしつつ戦術策定、スカウティング、データ分析、選手のディベロップメントをヒルライアンACをはじめ、新加入で経験豊富な髙橋哲也AC、森一史AC、桶谷健人VCが担っていきます。
新加入の池松ほのかスキルコーチ兼通訳は、通訳をメインとしつつ選手のディベロップメントにも関わり育成面をさらに強化します。この5人が選手とHCの橋渡し役としてコミュニケーションを円滑にし、チームの雰囲気を向上させます。また選手のメンタル面をサポートし、モチベーションを高める役割も担っていきます。
ストレングス&コンディショニングコーチ
滋賀レイクスで3年目のキャリアとなる北山修子S&Cコーチは選手からの信頼も厚く、引き続きストレングス&コンディショニングを担当します。 特にフィジカルパフォーマンスの向上がメインになり、 バスケットボールに必要な筋力、爆発力、スピードを向上させるトレーニングプログラムをオフシーズンのうちから設計してくれています。
シーズンを通して選手の体力が持続するよう、選手のポジションや役割に応じた最適な個別トレーニングを構築します。 また、ウェアラブルデバイスを活用し、選手の状態を数値管理する事で、コンディション面を整えます。 より盤石な選手のパフォーマンス向上、怪我の予防、競技力を最大化してくれることを期待しています。
アスレティックトレーナー
阿部慶太郎HATを筆頭に、新加入の前田仁AT、鍼灸師資格保持者の奥村雄真ATで、選手の健康管理、怪我の予防・評価・治療、リハビリテーションを通じて、チームのパフォーマンスを支えます。 北山S&Cコーチがフィジカル強化に重点を置くのに対し、ATはコンディショニングの観点を主として選手がベストパフォーマンスを発揮できる体調管理を行います。
HCやS&Cコーチと連携し、選手のコンディションに応じた練習強度や出場時間を調整し、選手とのコミュニケーション面では選手の身体的・精神的状態を把握し、信頼関係を築きながら健康管理をサポートしていきます。
B1のタイトなスケジュールやフィジカルな競争に対応し、選手がシーズンを通して高いパフォーマンスを発揮できるようサポートできるメンバーを編成しています。
マネージャー
諸見川航ヘッドマネージャーに加え、新規加入の大﨑莉奈マネージャーの2人で、スケジュール調整•遠征管理•用具、施設管理を担っていきます。
他分野のスタッフたちとの連携を通じて最適なプラン構築が重要な業務になりますが、Bリーグ優勝経験のある諸見川HMGと抜け漏れなく何度もチェックをする事を大事にしている大﨑MGならば、チーム運営をより効率化してくれると期待しています。
選手ロスター(13名)
2025-26シーズンの開幕ロスターは以下の13名で構成され、若手(25歳以下)5名、中堅(26-29歳)5名、ベテラン(30歳以上)3名というバランスを意識しました。この構成により、若さによるエネルギーとベテランの安定感を融合させ、競争力の高いチームを目指します。
#0 ザック•オーガスト(C/PF|208cm)
インサイドの要として、リバウンドとブロックでディフェンスを強化し、オフェンスでは身体能力を活かしたダンク、アウトサイドからのドライブなどからの得点力でチームの軸となることを期待します。来季のチームコンセプトであるディフェンス強化の部分で、アジリティとリムプロテクトに関しては特に期待が大きいです。また、そこから自分でボールプッシュできる事から、トランジションも量産する必要不可欠なピースとなってくれるはずです。
#4 ライアン•クリーナー(PF|208cm)
帰ってきたスーパーマンとして攻守にわたり安定したパフォーマンスを発揮し、特にオールラウンドなプレーと運動量を生かした得点力が期待されます。レバンガ北海道に所属した昨季、B1で覚醒したパフォーマンスを滋賀レイクスに還元し、チームの「Winning Culture構築」を前に進める存在になると期待しています。
#6 岡田泰希(PG/SG|176cm)
コンボガードとして、スリーポイントを強みとしたオフェンス力と爆発力でゲームを支配できる選手になる事を期待しています。そのポテンシャルは十分にあると思っています。3試合連続で20得点以上をマークした良い時期もあれば、B1のディフェンダーの厳しいマークに悩まされた苦しい時期も経験した昨シーズンを糧に、さらなる成長が期待されます。
#7 游艾喆(PG|183cm)
勢いと落ち着いたゲームコントロール能力を併せもち、速攻を仕掛ける展開力とピック&ロールからの得点やアシスト、ディフェンスでの粘り強さやスティールが強みです。Bリーグ2シーズン目となる来季は、オーガストやクリーナーといった機動力があるビッグマンがスクリーンをかけれるので、ルーキーシーズン以上に多くの場面で"ハイライト製造機"として活躍してくれると期待しています。
#12 アミン•ヌア(PF、202cm)
彼のポジションに求めていた要素はスコアリング能力、ハンドラーとしてのゲームメイク力、そしてディフェンス力です。外国籍枠の3人は全員が機動力があり、ハードにプレッシャーをかけられる人材を求めました。そしてB1で勝つためにはスコアリング能力の高いプレイヤーを獲得する事も肝だと認識しており、ヌアのオールラウンドにプレーできるスキルは構想にフィットすると確信しています。ファールドロー数の数値が高く、トランジションから多くの場面で得点やフリースローを獲得してくれることでしょう。
#14 西田陽成(SG、185cm)
若手のウイング選手として、攻守でのエネルギッシュなプレーが特徴です。インカレ得点王、スリーポイント王としてオフェンスの爆発力とゲームチェンジャーとしての役割を期待しています。昨シーズンは地道にリハビリに取り組み、試合に出られないことで悶々とした時期を過ごしたと思いますが、今季はその鬱憤をコートで晴らして滋賀ダイハツアリーナに集まるブースターを興奮させる存在になってくれるでしょう。
#16 野本大智(PG、183cm)
滋賀レイクスの象徴的な存在であり、スピードとフィジカルを活かした得点力とゲームメイク、ディフェンス力に優れたポイントガードです。昨季はスリーポイントも強みにできるよう成長したことで、B1でも戦える事を証明しました。自身でも言っているように次のレベルは「チームを勝たせられる存在」になる事であり、そのストイックな姿勢で実現してくれると思っています。キャプテンとしてのリーダーシップを担いチームを真のファイター集団にして、チームと滋賀にWinning Cultureを構築、そして定着させてくれる事を期待しています。
#17 常田耕平(PG、186cm)
昨季はバックコート陣ではチーム最多の平均プレータイムを記録しました。コンボガードとして得点(5.1得点)、リバウンド(1.2)、アシスト(1.4)でバランスの取れた貢献を見せ、ディフェンス面でも闘志溢れる姿勢でチームのトーンセットができるプレイヤーです。来季はB1でのさらなる飛躍を目指し、攻守両面でキーになる存在になると感じています。 彼の魅力はコート外でのファンへの接し方や、インタビューを通したコメントで見せる仲間思いの強さだと思っています。発言も多く的確な意見をストレートに伝える姿からも、ボイスリーダーとしてチームを引っ張って行ってくれると思います。
#18 大庭圭太郎(PG、173cm)
ルーキーの西田と同世代でありながら、早くもB1で3シーズン目を迎えます。スピードはB1でもトップクラスであり、フィジカルを活かしたディフェンスも彼の強みです。トランジションやドライブでオフェンスにアクセントを加えてくれます。彼の負けん気の強さからくる競争心は日頃の練習からチームのトーンを上げてくれる貴重な存在です。「活躍したい」「証明したい」という思いも強いと感じますし、その思いを糧にさらに成長するシーズンになるだろうと予想しています。
#21 田原隆徳(PG、181cm)
チームでは"ベテラン枠"ですが、31歳とプレーヤーとして輝ける年齢の選手です。安定したアウトサイドシュートと正攻法なゲームコントロールでオフェンスの幅を広げてくれるだけでなく、ディフェンスでチームの強度の高いディフェンスでもチームに貢献してくれています。闘争心は誰よりも強く、日々真摯にバスケットボールやトレーニングに向き合っている姿勢は、"Lake upリーダー"として若手たちの良いお手本になってくれています。厳しい意見も言えるリーダーシップでチームを常に正しい方向に導き、日々の練習からチームに闘志を焚き付けてくれる事で質の高い練習と競争心を植え付けてくれる役割を期待しています。
#22 市岡ショーン(PF、198cm)
今季のチームでは最年長になりますが、日本人ビッグマンとしてディフェンスではサイズとフィジカルを活かしたプレーで戦術の幅をもたらせてくれます。昨季の最終戦でキャリアハイの11アシストを記録したようにオフェンス面では高いバスケットボールIQから味方の得点を引き出すアシストが魅力なプレイヤーであり、インサイドにいながらゲームメイクもできる貴重な存在です。攻守両面での貢献が期待でき、彼の存在がロスターに厚みを加えてくれます。
#25 江原信太朗(SF、192cm)
フィジカルとシュート力を活かし、プロ2シーズン目はウイングポジションで存在感を発揮してくれるでしょう。成長余地が大きい選手であると認識していますし、来季はプロフェッショナリズムの確立も求められます。闘争心と貪欲さが増せばさらに輝く事は間違いないと見ています。レイクスがB1で勝っていくには彼の成長が必要不可欠です。納得のいくパフォーマンスが発揮できなかったルーキーシーズンの悔しさを糧に、飛躍していくシーズンになると期待しています。
#34 長谷川比源(SF/PF、202cm)
ウイングのできるビッグマンとして、アウトサイドからの得点やリバウンドでチームに貢献できる選手です。19歳にしてB1でダブルダブル(10得点11リバウンド)を達成した大器であり、強靭なメンタリティと自信で昨季終盤はスターティング5に定着しました。彼の成長スピードは我々の予想や期待の遥か上を行っており、20歳になって迎える今季は本人が語っているようにチームを勝たせられるプレイヤーになってくれる事を期待します。
まとめ
2025-26シーズンの滋賀レイクスは、若さと経験のバランス、スピードと運動量の強化、そして「Winning Culture構築」を前に進める事を軸に、B1での競争力向上と中長期的な視点でBプレミアを見据えたチーム作りを目指します。
ブースター、そして滋賀レイクスに関わる全ての皆様と共に、滋賀を盛り上げるシーズンにすべく、全力を尽くします。 引き続きのご支援とご声援をよろしくお願いいたします。